ワキガとは何か
気になる臭いのランキングで老若男女問わずに常にトップにいるワキガ。
ワキガ自体は珍しい症状ではありませんが、中には「体臭が臭い人=ワキガ」と誤った認識をされている方もいるようです。
実際にはワキから特有の匂いを出す場合をワキガと呼び、医学的には「腋臭症」や「アポクリン臭汗症」という呼びかたをします。
ワキガのメカニズム

人の体には汗を分泌する「汗腺」というものがあります。
そして人の汗腺は2種類あり、1つ目がサラサラとした汗を分泌するエクリン腺、2つ目がベタベタした汗を分泌するアポクリン腺です。
このうち、ベタベタした汗を分泌するアポクリン汗腺がワキガの主な原因となります。
アポクリン汗腺から分泌される汗を体の細菌が分解するときに、強い臭いを発してしまうのです。
このアポクリン汗腺ですが、脇の下や陰部、耳の穴など特定の部位に存在し、このアポクリン汗腺が多い人ほどワキガになりやすくなってしまいます。
なぜワキガになってしまうのか?その原因について
そもそもなぜワキガになってしまうのでしょうか?
ワキガを発症する原因は大きく3つあります。
ケース1:遺伝
ワキガは高確率で遺伝すると言われています。
そのため、ワキガの症状がある親が同じく症状を発症した娘や息子を連れて病院に来ることも少なくありません。
遺伝の確率に関しては、両親が同じくワキガの場合約75%以上の割合でわきがになり、片方の親がワキガの場合は50%以上だと言われています。
ご自身がワキガの場合は、高確率で子供にも遺伝してしまう恐れがあるので、子供が思春期を迎えたら早い段階でケアしてあげる必要があります。
ケース2:性ホルモンの影響
男性ホルモン、女性ホルモンというような性ホルモンの影響によってワキガを発症してしまうケースも存在します。
性ホルモンにはアポクリン汗腺の働きを活発にする作用があり、思春期を迎えたころから多く分泌されるようになります。
そのため、思春期を境にアポクリン汗腺の働きが活発になり、ワキガの症状が見られるようになるのです。
また、女性の場合は妊娠や出産、月経など性ホルモンの影響を強く受ける時期に、一時的にワキガの症状を発症してしまう場合もあります。
ケース3:生活習慣の乱れ
ワキガは遺伝的な要因だけでなく、生活習慣によっても発症することがあります。
睡眠不足や運動不足による肥満、偏った食事などの食生活の乱れや、激しい喫煙や飲酒、コーヒーなども代謝の低下や発汗作用でワキガの原因となることがありますので注意しましょう。
知っておきたい!ワキガの予防法
定期的に運動をする
運動直後は一時的にワキガの臭いが強くなってしまいますが、運動をして汗をかけば体の老廃物を汗と一緒に体外に出すことができます。
老廃物は細菌が増殖する原因になるので、運動によって定期的に老廃物を出すことによって長期的な臭いの軽減に繋がるでしょう。
食生活を改善する
ワキガを直接治す食材というのは存在しませんが、食生活を改善することでワキガが強まるのを抑えることができます。
肉や脂っぽい食べ物は避け、野菜や大豆、魚をメインとした食生活を心がけるといいでしょう。
高カロリーで高脂肪食な食べ物ばかりを食べていると、ワキガを強めてしまうので控えるようにしましょう。
喫煙や飲酒は控える
意外と知られていませんが、アルコールやニコチンには汗腺を刺激する作用があるのです。
また、アルコールやニコチン自体が臭いのもととなってしまうので、ワキガと相まって体臭が強くなってしまうということもり、できる限り控えた方が良いでしょう。
もしワキガになってしまったら?4つのワキガ対処法

1.こまめにシャワーを浴びる
こまめにシャワーを浴びることにより、細菌や分泌物を取り除くようにしましょう。
アポクリン汗腺がある脇下など毛量が多い部分を清潔に保つことで臭いを抑えることができます。
2.制汗剤を利用する
ワキガは分泌された汗から臭いを発してしまいます。
そのため、汗の分泌を抑える制汗剤を利用することで、臭いの元となる汗を抑制し、ワキガの症状を抑えることが可能です。
3.脇毛を処理する
脇に毛が生えていると、どうしても老廃物や細菌が溜まりやすくなってしまいます。
また、ワキガの人は比較的脇などの毛量が多い傾向にあるので、脇毛を処理することで、細菌の増殖を抑え症状を軽くすることが可能です。
4.ワキガの治療を行う
上記の3つはあくまでワキガを抑えるための手段であり、根本的な解決にはなっていません。
そのため、一時的に症状は抑えられても時間と共にワキガの症状が出てきてしまうのです。
その点、ワキガの治療を行えばワキガの原因を根本的に解決するため、もう2度とワキガで悩むこともないでしょう。
ワキガの治療には、アポクリン汗腺を除去するものや、電気によって破壊するもの、注射によって汗を抑えるものなど様々な種類があります。
まずは病院で相談を行い自分にあった治療法を検討しましょう。
まとめ
今回はなぜワキガになってしまうのか、その原因や対処法についてまとめました。
ワキガ自体は適切に対処すれば臭いを弱めることは可能ですので、この記事を参考に自分にあった対処法を選択するようにして下さい。